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塔(神の家)
悲嘆・災難・不 名誉・転落
火星
【正位置】
崩壊 災害 悲劇
【逆位置】
緊迫 突然のアクシ デント 誤解
【Origin:語源】
ラテン語:rectus (-上に+regere:真っ直ぐに する+- tus:過去分詞語尾=真っ直ぐに上げられた)
【Related Words:関連語】
put up:仕組まれた, 八百長の
raise:上げる, 持ち上げる
rear:背後, 背面, 後ろ, 後方
set up:機構, 組織, 配置, 組み立て
upright:まっすぐな, 垂直の
Major Arcana
直立 erect
垂直の 直立した ぴんと立てる 建築する 築く
もたげられている 逆立った
機関・制度を創設 する・制定する ...政化する
昇格させる 起こす 勃起した 乳首が立つ
光学的に像が正立の
真っ直ぐで美しい身体の姿勢と、ポジティブで前向き な心の姿勢が、倒れず湾曲しない人生の秘訣です。
家の柱が傾いていたり、もろくなって耐久性が落ちている状態 だと、形が崩れてしまいやすくなり、柔軟性の高い太い柱がシッカリと、大地の上に立っていると、天災などの影響も受けにくくなります。
南国の空に高く聳える椰子の樹の姿のように、広く地面にシッカリと根を生やしていると、柔軟性と耐久性に優れた幹の上に葉や実を茂らせても、地震や台風などに晒されても倒れにくいのです。
私たちの人間性や性格、人生の進み方も同じこと。
肉体の中で、柱の役割をするのが背骨です。
自分の姿勢について考えて みましょう。
肉体的に背筋が真っ直ぐに伸びていますか?
背筋 が湾曲せずに、真っ直ぐに伸びていると、中枢神経や自律神経の働きはストレスを受けにくくなり、様々な器官のストレスも減っていきます。
背筋が奇麗に伸びている状態に戻すには、骨格を覆っている筋肉の癖を修正して、左右対称のバランスに戻すこと。姿勢が伸びるだけで精神面も前向きになり、ポジティブ面が向上しやすくなります。特にハートを取り囲む胸部が前のめりに閉じずに、リラックスして開いている姿勢が大切です。
背筋の湾曲を正すと、各種の分泌腺から滲み出て、体内を流れる様々な種類のホルモン物質の動きがスムーズになり、ネガティブ方向の感情や、考えも、不安定な状態から、ポジティブで前向きな状態へと変化しやすくなります。
両足の高さも、左右が同じ位置に整うように、姿勢の癖をつけ ましょう。背骨の下にある背骨と仙骨、尾骨が締まって固くなっ ている状態から、柔軟になり、呼吸をしやすい状態に整えると、身体全体のエネルギーも周りがよくなります。
背骨の上に乗っかっているのが頭蓋骨で、その上に続くのが、人間としての全ての機能を維持する、脳の中枢部。
頭と背骨の接続点のズレを修正すると、 頭部と身体の連動が良くなり、ストレスの度合いも、頭の回転、 反射神経、自律神経、肉体機能も、バランスを取り戻しやすくなり ます。
社会生活や、ビジネスの中、コミュニティーや、家庭内でも、揺 るぎのないポジティブな姿勢と、精神性を保つのが理想的です。
真っ直ぐで、明確なヴィジョンを持つ会社、指導力のある有能な部下や、向上心のある人材、しっかりと家庭を守って、子供を育て、 家族を繁栄させる、前向きな意識、友人や隣人達が尊敬できる、信 頼できるような、モラル感や心の姿勢、物事に対する関わり方、姿勢の状態によって、現実を歩いて行く中での経験が、揺れやすく、壊れやすいものになるか、試練や、困難を、柔軟に乗り越えてゆけるかが変わってきます。
人生の中の、どのような場面に対しても、姿勢の良さ、美しさ、バランス、柔軟さ、強さを持っている、維持することを忘れないようにしましょう。