6
恋人達(恋愛、恋人)
魅力 愛美
双児宮
【正位置】
合一 恋愛・性愛 趣 味への没頭 浮気 調和 選択 楽観 絆 試練の克服
【逆位置】
誘惑 不道徳 失恋 空回り 無視 集中力欠如 空虚 結婚生活の破綻
【Origin:語源】
ギリシア語 desire:望む, 願う, 欲する
sexual love:性的な愛
【Related Words:関連語】
erotes:羽の生えた神と半神
Cupid:キューピッド
blindfolded child:目隠しされた子供
dolphins:イルカ
flutes:フルート
roosters:雄鶏
roses:薔薇
torches:松明
bow:弓
arrows:矢
Major Arcana
エロス eros
アフロディテの息子 ギリシャ神話の愛の神キューピッド
身体的な愛 性的な欲求 性愛 情欲
自己保存の本能 リビドー:性衝動
愛の神エロスの放った黄金の矢は、 人の心を身体的な愛、性的な欲求へと募らせます。
ギリシア神話に登場するエロスは、恋心と性愛を司る神さま。 近々あなたの生活の中に、愛への望みが影響を与え始めるかも知れません。
愛に対する欲求、そして、性的な衝動に関して考えてみましょう。
エロスの放つ黄金の矢で撃ち射られた者は、激しい愛情にとりつかれ、鉛でできた矢に射られた者は、恋を嫌うようになると言われています。
エロスが、性愛の力を宿す矢で人間や神々を撃って遊んでいると、太陽神アポロンに嘲られ、その復讐として、金の矢でアポロンを撃ちました。
そして、近くで川遊びをしていたダフネーを鉛の矢で撃ったことで、アポロンはダフネへの恋慕のために、彼女を追い回して求愛し続け、恋を拒絶し始めたダフネは、彼を嫌って逃げたにも関わらず、追いつめられてしまい、河の神である父に頼んで、彼女自身を月桂樹に変えさせてしまいました。
一言で 愛と言っても様々な方向性があります。
精神的な愛、恋愛、肉体的な愛、家族的な愛、人類愛。
多くの人は、人間としての本質的な愛情と、恋愛感情、そして、性的な欲求から始まる関係に、混乱しているように見えます。
恋愛は恋心の始まりで、思春期を迎えると本格的に上昇してきます。人間の自己保存の本能は種として後世を残すために、恋や愛という感情を生み出し、恋愛のパートナーを求めさせます。
人間にも発情期があり、生殖ホルモンが多く放たれ 始めると、恋に落ちやすくなり、性愛へ引かれやすくなります。 恋愛ホルモンの分泌は、感情や感覚、体感、考えにまで影響を与えるのです。そこで肉体関係が生まれると、肉体的な交わりを、愛そのものと思い込んでしまう人も出てきます。
リビドーと愛を一緒 にして混乱しないこと。
性欲的な衝動は、肉体的な交わりを求めるもので、精神的な絆の深さで育まれた愛情とは趣きの違うもので す。
まずは、愛とロマンスとしての恋、恋愛、性的な欲求、情欲の 違いを考えてみましょう。
あなたにとっての愛の表現、パート ナーを求める時の動機が、一体どんな部分からきているのか問いただしてみましょう。
ハートに愛の神様の弓矢が放たれたように感じる時、そこから生まれる恋愛感情の本質は、一体どこに根ざして いるのでしょう?
恋に落ちると言いますが、愛に堕ちるとは言いません。
恋は芽生えると言い、愛に育って実を結ぶと言いま す。
恋と恋愛と、性愛と愛情は、同じカテゴリーに分類されがちですが、実は完全に同じものではなく、関係性のステージによって内容が移り変わるものです。