Makaula NakaeSep 12, 20134 min read神々の肉体・ゴールド古代エジプト文明の鉱業の中で最も価値を持っていたのがゴールド・金で、ファラオ達は神々の身体は金でできていると考えていました。 古代エジプトでの金の採掘は前史時代まで遡ることができ、古王国時代から1500年間はエジプトが最も大きな金の産地でした。第18王朝のラメセサイドの地図...
Makaula NakaeSep 11, 20134 min read来世へ蘇るための必需品ファラオの埋葬品 埋葬される品々は新王国時代よりも随分と前から標準化され、故人の地位と経済力に見合った形で行われています。最も大切なものがミイラ処理をされた遺体を収める容器、食べ物の奉納、身を守ってくれる像やオブジェ、シャブティと呼ばれる召使いの像、家具、道具、武器、そして...
Makaula NakaeSep 10, 20135 min read死者の守り神 魔法の女神イシスイシスという呼び名は古代ギリシャ語で、元々のエジプト語での発音はアセトまたはイセトで、英語圏ではアイシスと呼ばれ、エジプトよりもグレコローマン圏で広く信仰されていた女神です。 名前の意味はファラオにとっての力を象徴する〝玉座〟です。擬人化された女神は頭の上に縦型の玉座を乗せ...
Makaula NakaeSep 9, 201314 min read生まれ変わりへの儀式・死と再生の神オシリスファラオ達の宗教的な世界観の根本的な理念は、アセンションに直接的に関係する〝太陽の生まれ変わり〟です。その鍵を握っている〝太陽の再生〟は〝未来永劫の来世へ転生して神々に迎え入れられ、神として存在し続ける〟ことへ直接的に繋がっています。〝太陽そのものが転生のシンボル〟なのです...
Makaula NakaeSep 9, 201310 min readファラオの宗教古代エジプトの世界観は、神々の力によって支配されていたと言っても過言ではありません。それは国を統括するファラオそのものが神の子孫であり、生きている人間の姿に具現化した神として崇められていたからです。ファラオが神々の子孫というアイデアは創世神話に関係するもので、王は太陽の力で...
Makaula NakaeSep 9, 201313 min read王宮の高官たちファラオ達の王宮には様々な職種の人々が働いていました。高官は王の元で政治に関わり、その他の官庁職員たちに命令を与えていたのです。幾つかのポジションは財務省などの市民政府で、軍事を中心に働く者、集中的に神殿に遣える者もいました。...
Makaula NakaeSep 8, 201315 min readツタンカーメンとアテン神の都アマルナツタンカーメン王の父アクエンアテンの巨像 サンドストーン(砂岩) 高さ205㎝ 新王国時代 第18王朝 アクエンアテン(1372~1355 BCE) カルナック ゲムパアテンの東の神殿 展示会場の中央に聳えるように立っていた偉大な風格の巨大な石像は、第18王朝の10番目のフ...